自宅でできる!ギターのメンテナンス基本ガイド



自宅でできる!ギターのメンテナンス基本ガイド

ギターは消耗品の集合体。日常的なメンテナンスで音も弾き心地も大きく変わります。ここでは初心者でもすぐ始められる基本ケアを紹介します。

① 弦交換と弦のケア

弦は使うごとに汗・皮脂で劣化します。サビや音のこもりが出たら交換のサインです。

  • 交換頻度:週に数回弾くなら2〜4週間に1回が目安。
  • ケア:演奏後にクロスで弦を拭くと寿命が延びます。
  • コーティング弦を選べば、サビに強く初心者におすすめ。

② 指板クリーニング

弦交換のついでに指板をチェック。弦の下には意外と汚れがたまります。

  1. 古い弦を外す。
  2. クロスで軽く拭き、汚れがひどい場合は専用クリーナーを使用。
  3. ローズウッドやエボニー指板にはレモンオイルを薄く塗布。

※メイプル指板はオイル不要。乾拭きで十分。

③ ネックのチェックと調整

ネックは湿度や温度で動きます。反り弦高の変化は音にも直結。

  • 真ん中(7〜9F)を押さえて隙間が名刺1枚程度なら正常。
  • 逆反り:音がビビる → トラスロッドを少し緩める。
  • 順反り:弦高が高すぎる → 少し締める。

※初心者は無理せずショップで調整依頼するのも安心。

④ ブリッジ・ペグの確認

金属パーツは錆びやすい部分。チューニング安定にも関わります。

  • ブリッジ:弦交換時にブラシや綿棒で汚れを落とす。
  • ペグ:ネジが緩んでいないか確認。必要なら軽く締める。
  • 必要に応じて接点復活剤を少量使用。

⑤ 保管と湿度管理

ギターは木製のため湿度に弱いです。適切な環境で保管することが寿命を延ばします。

  • 理想の湿度:40〜60%。
  • ケース内に湿度調整剤を入れると安心。
  • 直射日光や暖房の風が直接当たる場所は避ける。

役立つメンテナンスグッズ

  • クロス(マイクロファイバー)
  • レモンオイル(ローズ指板用)
  • ストリングワインダー
  • チューナー(弦交換後の調整に必須)
  • 湿度計・湿度調整剤